健康診断を何回うけても健康にはなりませんよ。
とても当たり前の話ですが、健康診断や人間ドックをたくさん受けても健康にはなりません。
健診はあくまでも自分の健康状態のチェックですよね。本当に健康になるための心がけとして重要なのことは、規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動などですよね。
さて、この話と似ていることが勉強でも言えるのです。
例えば、いろいろな種類の問題集を次から次へと解いていく人がいます。問題をたくさん解くことはとても重要なことです。しかし、解いておしまいでは実力は絶対につきません。
これは、健康診断を受けただけというのと同じです。健康診断の結果、栄養に気を付けいるとか、運動を習慣にするとか、健康になるためのアクションが必要ですよね。
勉強も全く同じです。一回解いて間違った問題は、徹底的に復習するべきです。少なくても、次に同じ問題を解いたら満点がとれるように仕上げることが肝心です。できれば、最低一週間くらい間をおいて解きなおすと本当に身についているかどうかよく分かります。もしそこで満点が取れなければ、再度復習してみましょう。
健康診断をたとえとして、復習を中心とした学習が大切であるという話をしましたが、科目・学年・対象とする教材(教科書レベルのものか入試レベルのものか)などで学習のしかたが変わってきますね。
今はちょうど、期末テストの時期ですねので、主に中学生の期末の勉強の仕方について書いていきます。まず、国語です。
漢字の書き取り練習は正直必要ありません。
小学生の時に、やみくもに漢字練習させられた癖が染みついているせいなのか、やたら書けばよいと思っている子が多くいます。学校の課題でどうしても何個以上書かないといけないという状況の時は除きますが、それ以外なら書き取り練習は最小限に控えます。
漢字の学習で大切なことは「2つ」です。
1つ目のポイントは「意味が分かるかどうか」です。
意味の分からない字は絶対に覚えることができません。必ず、辞書で調べます。意味だけでなく、使い方・類義語・対義語などもノートに書き記しておきます。残念ながら、せっかく調べてもすぐに忘れます。忘れても意味調べをしたノートを読めば良いのです。どうしても、ノートに書きたくない人は、忘れる度に辞書を引いてください。
2つ目のポイントは、セルフチェック
漢字が書けるようになったか意味がわかるようになったかをセルフチェックをしてください。自分で小テストを作るも良し、単語帳などを利用するも良しですが、時間が足りないときは、問題集に直接答えを書きこまず、ノートに解いていくようにすれば良いでしょう。厳密に採点をして、怪しいところだけを解きなおせば十分なセルフチェックになります。
教科書本文について、
基本的に学校の授業のノートを見直せば、ポイントは分かると思います。学校の授業をまじめに聞いていない人、ノートを取らない人は残念ですね。諦めましょう。次からはまじめに授業に臨みましょう。
とは言っても、少しでも良い点を取りたいですよね。
学校の教科書準拠の問題集の解答と解説をよく読むと対策になりますよ。国語が苦手人は、解説を読み終わってから問題を解いてもかまいません。学校の教科書からの出題はある程度パターン化しているので、定期テストでは準拠問題集と同じような問題(まったく同じ問題)が出題されます。
これでかなりの対策になります。しかし、基本は学校の授業をしっかり聞くことでです。
古文漢文について
古文も漢文も学校準拠の問題集は役に立ちますが、中学校の教科書に載っている題材は、「平家物語」「奥の細道」といった基本中の基本に限られます。何回も音読をして暗唱できるようにしておきます。暗唱するだけで得点力はアップします。日本人としてメジャーな文くらいはそらんじられるようになってもらいたいという気持ちもあります。
口語文法について
かなり学力の高い人ならば、参考書を読んだだけで文法が分かるかもしれません。でも、そういう人は少ないのではないでしょうか。文法は、まず誰かに教わる。そして、自分で練習してみる。練習して失敗したら、失敗の原因を誰かに聞いてください。
その「誰か」が問題ですよね。親が答えてくれるなら問題なしですが、少し難しいかもしれませんね。
塾に通っているなら塾の先生が一番いいですが、塾に通っていないのであるならば学校の先生に聞いてみてください。ちなみに、中村塾ではSmart Studyというシステムで動画が見られます。
近いうち、動画をYou tubeにアップしてもいいかもな~(考えておきます)